vol.73 3DソフトBlender入門

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こんにちは。デザイナーの寺田です。

デザインの表現で3Dによるものが、一般的になってきました。

以前、Photoshopによる3D MODELING「を紹介しましたが、

今回は「Blender」による3Dモデリングの作成方法をご紹介します。

 

そもそもBlenderとは?

Blenderオープンソースの3Dソフトウェアです。
フリーソフトでありながら、本格的な機能を持ち世界的に使われているソフトです。
開発基金の募集により、良質なソフトにもかかわらず無料で提供できるのだと思います。

 

ソフトのダウンロードしよう

Blenderのサイト(https://www.blender.org/)からソフトをダウンロードします。青い「Download Blender」ボタンを押し、使用しているPCのOSに合わせてダウンロードします。

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画面の表示を日本語に変更しよう

ソフトを開くと、ツールの表示など全てが英語表記になっています。
このままだと使用しづらいため、日本語表記に変換します。

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左上の「File」から「User Preferences」をクリックします。

 

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表示されたウィンドウの「System」をクリックし、「International Fonts」にチェックを入れます。

 

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そうすると言語を選べるようになるため、「日本語(Japanese)」を選択します。

翻訳の「インターフェース」と「ツールチップ」ボタンも選択します。

ツールチップボタンは、ツールをオーバーした時の説明になるため、選択しておきましょう。

※左下の「ユーザー設定の保存」を必ずクリックしましょう。

 

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「スタートアップファイルの保存」をしましょう。

次回、ファイルを開くときに設定を保存しておけ、再度設定する必要がありません。

 

これで、ひと通りの設定は完了です。いかがでしたか。

日本語になるだけで、わかりやすくなりますね。

これから、基本的な図形の作り方を紹介します。

 

基本的な図形を作ろう

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左側のタブ切り替えで「作成」を選択。「プリミティブ追加」の項目を押すと画面に図形が出てきます。

 

オブジェクトを削除

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オブジェクトを右クリックで選択。

下のオブジェクトから、削除を選択。

※ショートカットで「x」を押すと削除になります。

 

オブジェクトの移動

右クリックで選択し、「g(grab・つかむ)」をクリック。

すると、オブジェクトがマウスで自由に移動できます。

良いと思った場所で、マウスをクリックすれば、オブジェクトを配置することができます。

 

作成したものを保存しよう

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ファイルから「名前をつけて保存」を選択し、名前と保存先を設定して、別名保存します。すると指定したフォルダにBlenderのデータを保存することができます。

 

終わりに

いかがでしたでしょうか。今回はBlenderをはじめるにあたって、必要な設定についてご紹介しました。次回は、具体的な図形作成をご紹介できればと考えています。
わからないことが多いですが、フリーソフトでここまでの機能を揃えているBlender。使いこなせるようになりたいです。
今回の記事が少しでも3Dモデリングの参考になれば幸いです。

 

参考書籍:無料ではじめるBlender CGイラストテクニック