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vol.52 「選ぶ」だけじゃない!自分で作るWordPressのオリジナルテーマ

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こんにちは、エンジニアの佐藤です。
今や主流となったブログソフトウェア、wordpress
wordpressには無料で使える多くのテーマがありますが、
自分で作るオリジナルのテーマを使いたい・作りたいと思う方も多いはず。

HTML・CSSの知識があること、wordpressのインストールが済んでいる(もしくは問題なくできる)ことを前提に、今回はサンプルとしてシンプルなテーマを使い簡単なテーマ制作の手順をご紹介します。

 

基本構造

以下が、ブログとして基本的なファイル構成です。
必要に応じてjsなど他のファイルを追加していきます。

index.php
header.php
footer.php
sidebar.php
single.php
style.css
functions.php

webページの見た目としての構成は以下になります。
それぞれのファイルで各パーツを作る、phpの特徴的な形です。

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上の画像には入っていないファイルがいくつかありますが、
残りのファイルについてはのちほど各項目にて説明します。

wordpressテーマのディレクトリ構成が以下になります。

- wordpress
 - wp-content
  - themes
   - sample(今回作ったテーマのディレクトリ)

「themes」の中にフォルダと、その中にファイルを入れるとwordpress管理画面の外観→テーマのページに今回作るテーマが表示されています。
サムネイル画像は任意ですが、あればオリジナルテーマ感が増すかと思います。

 

テンプレートタグ

wordpressにはいわば専用のPHP関数、テンプレートタグというものがあります。
この関数の存在が、PHP初心者にも比較的簡単にテーマ制作ができる理由だと思います。
もちろん専用タグなのでwordpress以外では使えません。

今回、wordpressテーマを制作するうえで使用したテンプレートタグをご紹介します。

 

<?php wp_head(); ?> … 記述したファイルがヘッダーであることを示す

<?php wp_footer(); ?> … 記述したファイルがフッターであることを示す


<?php get_header(); ?> … ヘッダーを呼び出す(表示する)

<?php get_footer(); ?> … フッターを呼び出す

<?php get_sidebar(); ?> … サイドバーを呼び出す


<?php wp_nav_menu(); ?> … 固定ページのメニューを呼び出す

<?php echo get_stylesheet_uri(); ?> … スタイルシートのURLを呼び出す

<?php echo get_site_url(); ?> … サイトのURLを呼び出す


<?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?><?php endwhile; endif; ?>
 … 投稿記事を呼び出す

<?php if ( is_active_sidebar( 'widget_footer' ) ) : dynamic_sidebar( 'widget_footer' ); else: ?><?php endif; ?>
 … ウィジェット(カテゴリーやアーカイブ一覧など)を呼び出す

<?php if(is_home()): ?>トップに表示するもの<?php else: ?>トップ以外に表示するもの<?php endif; ?>
 … トップとそれ以外で違うものを呼び出す

<?php bloginfo(); ?> … ブログタイトルを呼び出す

<?php the_title(); ?> … タイトルを呼び出す
 (ページのタイトル、記事のタイトルなど記述場所によって呼びだすタイトルを判断してくれる)

<?php echo get_the_date(); ?> … 投稿日時を呼び出す

 

テーマを作成する

さて、ようやくテーマの作成に入ります。
テーマを作るのに、最初からphpを混じえて…というのは難しいので、
先にHTMLとCSSで全体の形を作っておきましょう。

今回サンプル用に作成したページがこちらです。

sample

このHTMLを元に、パーツごとに分割してテーマを作っていきます。

 

ヘッダー、フッターを作る

どのページにも、必ず同じものが表示されているであろうヘッダーとフッター。
これが入るだけで中身がまだ何もなくてもページができた気分になります。

まず、ヘッダー部分のコードを header.php に、
フッター部分のコードを footer.php にコピー&ペーストしましょう。
そして貼り付けたHTMLのコードに、テンプレートタグを当てはめていきます。

 

ヘッダー

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>タイトル</title>
<link rel="stylesheet" href="style.css" type="text/css">
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/2.1.4/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<div class="container">
<div id="header">
<header>
<nav class="menu>
<ul>
<li>menu</li>
<li>menu</li>
<li>menu</li>
</ul>
</nav>
<h1 class="index_ttl">タイトル</h1>
</header>
</div>
<div class="main">



<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<title>
<?php if(is_home()): ?><?php bloginfo('name'); ?>
<?php else: ?>
<?php the_title(); ?>|<?php bloginfo('name'); ?>
<?php endif; ?>
</title>
<link rel="stylesheet" href="<?php echo get_stylesheet_uri(); ?>" type="text/css">
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/2.1.4/jquery.min.js"></script>
<?php wp_head(); ?>
</head>
<body>
<div class="container">
<div id="header">
<header>
<?php wp_nav_menu(); ?>
<h1 class="index_ttl"><a href="<?php echo get_site_url(); ?>">タイトル</a></h1>
</header>
</div>
<div class="main">

 

フッター

<div class="foot_bar">
<div class="ft_bar">
<div class="widget">
<ul>
<span class="widgettitle">Category</span>
<li>orange</li>
<li>yellow</li>
</ul>
</div>
<div class="widget">
<ul>
<span class="widgettitle">Archive</span>
<li>1082'13</li>
<li>1082'12</li>
</ul>
</div>
<div class="widget">
<ul>
<span class="widgettitle">New</span>
<li>13/0</li>
<li>13/0</li>
</ul>
</div>
</div>
</div>
<footer>
<div id="footer">
<p>copy right</p>
</div>
</footer>
</div>
</body>
</html>



</div>
<div class="foot_bar">
<div class="ft_bar">

<?php if ( is_active_sidebar( 'widget_area' ) ) : dynamic_sidebar( 'widget_area' ); else: ?>
<div class="widget"><h2>No Widget</h2></div>
<?php endif; ?>

</div>
</div>
<footer>
<div id="footer">
<p>copy right</p>
</div>
</footer>
<?php wp_footer(); ?>
</body>
</html>

 

文字量が増えたり減ったりして少し複雑になりました。
しかし、これでヘッダーとフッターができたはずです。
index.phpに、<?php get_header(); ?> と <?php get_footer(); ?> だけ記述して見てみましょう。
以下のようにヘッダーとフッターが表示されます。

f:id:BOEL:20160725154038j:plain


お気づきと思いますが、ウィジェットの部分が表示されていませんね。
wordpressの管理画面にも、ウィジェットの編集のメニューは見当たりません。
ここで、functions.php を使います。

以下を、functions.php に記述してみましょう。

 

<?php
register_sidebar( array(
'name' => 'ウィジェットエリア',
'id' => 'widget_area',
'description' => 'ウィジェットエリアです',
'before_widget' => '<div id="%1$s" class="widget %2$s">',
'after_widget' => '</div>',
) );
?>

 

この記述をしたあと、worpressの管理画面を見てみてください。
左メニューの「外観」を選択すると、「ウィジェット」の項目が追加されているはずです。
ここで、カテゴリーやアーカイブなど利用したいウィジェットを設定します。
設定したら、もう一度 index.php を見てみましょう。
これで、以下のように設定したウィジェットが表示されます。 

f:id:BOEL:20160725154252j:plain


メイン部分を作る

次はブログのメインになる記事の部分を作ります。
こちらも、最初に作ったHTMLコードを元にテンプレートタグを当てはめていきます。

 

<article>
<h2 class="article_ttl">記事タイトル<span>1082' 13/0</span></h2>
<div class="article_text">
<p>
ここに記事内容
<div class="continuation"><a>more »</a></div>
<p class="hide_txt">
ここに続きの記事内容
</p>
</div>
</article>



<?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
<article>
<h2 class="article_ttl"><?php the_title(); ?><span><?php echo get_the_date(); ?></span></h2>
<div class="article_text">
<p>
<?php the_content('more »'); ?>
</p>
</div>
</article>
<?php endwhile; endif; ?>

 

記事の部分はこれで完成です。
真ん中のあたりに、先ほどの一覧で見覚えのないタグが入っていますね。
<?php the_content('more »'); ?>
これは記事(コンテンツ)内容を呼び出すためのテンプレートタグですが、
いわゆる「続きを読む」の文字列をカッコの中で指定することができます。

これで一度見てみましょう。
以下のようにサンプルの投稿記事が表示され、
最初に作ったHTML通りのページができあがりました。 

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さて、indexページはできあがりましたが
「続きを読む」で移動した先のページと、メニューの固定ページが真っ白の状態です。

次は「続きを読む」で移動した先の記事のページを編集しましょう。
これは single.php に記述しますが、index.php の中身を丸ごとコピー&ペーストしてしまいましょう。

 

<?php get_header(); ?>
<div class="top_main">
<?php if ( have_posts() ) : while ( have_posts() ) : the_post(); ?>
<article>
<h2 class="article_ttl"><?php the_title(); ?><span><?php echo get_the_date(); ?></span></h2>
<div class="article_text">
<p>
<?php the_content('more »'); ?>
</p>
</div>
</article>
<?php endwhile; endif; ?>
</div>
<?php get_footer(); ?>

 

これで、「続きを読む」の先が表示された状態で、ひとつの記事が表示されていれば完成です。
同じテンプレートタグが流用できるのでとても簡単ですね。

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次はメニューの固定ページを編集しましょう。
これは page.php に記述しますが、こちらも index.php の中身を丸ごとコピー&ペーストしてしまいましょう。

固定ページのsampleページを見て、タイトルや内容が表示されていれば問題ありません。
日付などがそのまま残っているかと思いますが、不要な要素のタグは消してしまって、CSSなどで好みに調整すれば、固定ページが完成です。 

f:id:BOEL:20160725154616j:plain

 

さて、これでブログが一通りできあがりました。

 

サイドバーを作る

ここまでに作ったのはヘッダーや記事、フッターなどの要素が縦に並んだレイアウトのページです。
次はブログによくあるサイドバーを表示させて、カラム数を増やしてみましょう。

※サイドバーを表示させるためには、各々ブログのレイアウトにあわせた形でCSSの編集をする必要があります。

ここで使うのは sidebar.php です。
サイドバーに表示させるウィジェットの記述は、フッターに使ったものと同じになります。
footer.php に記述したウィジェットの部分を sidebar.php にコピー&ペーストしましょう。

 

<?php if ( is_active_sidebar( 'widget_footer' ) ) : dynamic_sidebar( 'widget_footer' ); else: ?>
<div class="widget"><h2>No Widget</h2></div>
<?php endif; ?>

 

これでサイドバーにウィジェットを表示させるための準備ができました。
index.php の任意の場所に、<?php get_sidebar(); ?> を挿入して見てみましょう。
CSSでの編集が済んだ状態なら、以下のように横に並んで表示されます。

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まとめ

いかがでしたか?
PHPが詳しく分からなくても、テンプレートタグを使って意外と簡単にテーマ作成ができたと思います。
今回はブログサイトとして最低限の要素だけを使ってサンプル用テーマを作りましたが、wordpressではもっと多くの機能を追加することができます。
そういった様々な機能を使って、自分の理想のオリジナルテーマに近づけていけることがwordpressの醍醐味だと思います。

 

今回サンプル用に作成したテーマは配信いたします。
テーマ編集の練習などにご活用ください。

sample download