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vol.26 知って得する?!フランス旅行が倍楽しくなるフランスの伝統色

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こんにちは、デザイナーの菅野です。

さんぽが気持ちのよい季節になってきましたね。東京の桜もちらほらと咲いているようです。

 

さて、今回はフランスの伝統色についてお話しします。

突然ですが、フランスの伝統色が使われているものといえば何が思いうかびますか?

多くの人はフランスの国旗を思いうかべたのではないでしょうか。伝統色が青、白、赤のトリコロールで配色されています。他には、世界的に有名なルイ・ヴィトンの柄であるモノグラムにも伝統色が使われていますね。

実は日本にも馴染み深いものが多くあるんです。

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知識として少しでも知っておくと、色選びの参考になります。

また、フランス旅行‥とまではいかなくても、日常で目にするフランスのインテリアや

フランスの映画などを見ることが、より楽しくなるかもしれませんね。

 

今回は日本人にはない色のとらえ方や文化、豊かで奥深いフランスの伝統色の魅力や背景などをご紹介します。

 

1. いくつ知ってる?フランスの伝統色36選

みなさんはフランスの伝統色をいくつ知っていますか?

ぱっと思いうかんでこないかもしれません。

魅力的な色彩をもつ伝統色から耳にしたことがあるような名前や、全然聞いたこともないような名前までご紹介します。

フランスの伝統色36選

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名前から連想できる色

いかがですか?マリー・アントワネットシャンパーニュ(シャンパン)は一度は耳にする言葉ですよね。色の名前から連想できるような色がたくさんあって面白いですね。

 

2. 歴史や日常から知る、フランスの配色

先ほどは色単体についてご紹介しましたが、次は実例とともにフランスならではの配色を見ていきましょう。フランス人の感性やその時代の背景も知ることができます。

-Histoire-歴史編

Moyen中世

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出典:http://photo-dslr.blog.so-net.ne.jp

パリのノートルダム大聖堂にあるバラ窓

Baroque バロック

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出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/ニコラ・プッサン

17世紀フランスを代表する画家、ニコラ・プッサンの「アルカディアの牧人たち」

Rococo ロココ

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出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/アントワーヌ・ヴァトー

18世紀フランスを代表する画家、アントワーヌ・ヴァトーの「シテール島への巡礼」

Empire アンピール

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出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/帝政様式

ナポレオンの居室

Art Nouveau アール・ヌーヴォー

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出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/アルフォンス・ミュシャ

アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナー、アルフォンス・ミュシャの「スラヴ叙事詩

Art Déco アール・デコ

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出典:http://art.pro.tok2.com/D/Delaunay/Delaunay.htm

0世紀前半に活動したフランスの画家、ロベール・ドローネーの「パリ市」

Moderne モダン

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出典:http://architecture-post.com/unite-dhabitation/

フランスで有名な建築家、ル・コルビュジエが設計したフランスのマルセイユにある「ユニテ・ダビタシオン」

Postmoderne ポストモダン

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出典:http://paris.navi.com/miru/27/

フランス、パリにある総合文化施設「ポンピドゥー・センター」

-Paysage- 風景編

Côte d'Azur コート・ダジュール

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出典:wikipedia http://ja.wikipedia.org/wiki/コート・ダジュール

フランス南部にある海岸、コート・ダジュール

Champ de lavande ラベンダー畑

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出典:http://imgur.com/dFiVl

南フランスのプロヴァンスにあるラベンダー畑

Colmar コルマール

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出典:http://travelhack.jp/

フランス東部にあるコルマールの街並み

Le Puy-en-Velay ル・ピュイ=アン=ヴレ

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出典:http://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage621

世界遺産「フランスのサンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」の一部にもなっているル・ピュイ=アン=ヴレの街並み

Automne 秋の風景

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出典:http://kabegamihd.com//

パリにある秋のテュイルリー公園

 

3. 日本とフランス、色のとらえ方の違い

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出典:photo by Giorgio Galeotti

太陽は赤色?黄色?

なんとなくフランスの色彩の特徴がわかりますね。

次にフランスと日本の色彩感覚の違いについてお話しします。

 

みなさん、太陽といえば何色ですか?そうです、赤ですね。

日本人のほとんどの人が赤と答えるでしょう。日本の国旗である日の丸が代表的ですね。しかし、フランスで聞くと、ほとんどの人が黄色と答えるそうです。

下の画像は有名なフランスの本「星の王子様」にでてくる太陽です。

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出典:http://charlottefrancais.blog12.fc2.com/

このように色のとらえ方が日本とは違います。他にもフランスでは、りんごといえば緑、月と言えば白です。虹の色の数は5〜7と人によって違うみたいですよ。(諸説あります)

お国柄なのでしょうか、びっくりですね。

なぜでしょう?

このような違いは、気候や土地、文化や歴史、ファッションなど、さまざまな違いが影響しているのでしょうね。

幼いころから見ているものが大きく違うのだと思います。とても興味深いですね。

 

4. デザイナーが使う色見本

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またまた登場?正確に色を確認するための色見本

TIPS VOL.21でもご紹介した色見本のフランス版ですね。デザイナーが色を確認するときに使う実物の色見本です。

Web上で色を探すのもよいですが、実物から色を探すことも大切ですね。ここでは「DICカラーガイド フランスの伝統色第4版」というものをご紹介しています。

 

5. まとめ

いかかでしたか?色だけで、色だけではなく文化の違いなどもわかりますね。

フランスの色彩は豊かで、日本にはない色彩感覚もあり、とても勉強になります。日本人であろうとフランスの伝統色がふさわしいと思ったら、ためらわずにつかっていけるといいですね。

ケースバイケースでそのデザインやコンセプトにあった色を選ぶことが大切です。

 

うーん、知れば知るほどフランスにいきたくなりますね…実は僕はフランスはおろか、海外にいったことがありません。

情報が簡単に手に入る現代はとても便利ですが、自分の目や肌で感じることは大切にしていきたいものです。

 

参考資料:城一夫(2014)「フランスの配色」

参考資料:城一夫(2014)「フランスの伝統色」

参考資料:DICグラフィックス株式会社「DIC フランスの伝統色 第4版」

boel.hateblo.jp