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vol.18 どう選ぶ?「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」

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こんにちは。アートディレクターの中野です。ペーパーレス時代がやってくると予言されてから、早十余年が経ちました。 現状は、その予言どおり大半がデジタルに置き換わっていますが、 いまだ印刷物の存在感を無視することはできず、一定のニーズを誇っています。

そればかりか、PCやグラフィックソフトの普及と技術革新に支えられ 「印刷」体験はより身近な存在になりつつあります。 手に取ることでしか伝えられない面白さに、興味を向けていただけたら幸いです。

ここでは、いざ印刷!という時に きっと役立つ「印刷の基礎知識」について解説していきます。

 

1. オフセット印刷について

印刷を進めるにあたって、 予算や条件にフィットする印刷方法を選択する必要があります。 「オフセット印刷」と「オンデマンド印刷」の2択となる場合がほとんどなので、 2つの特徴について、あまり難しくならないように特徴をまとめていきます。

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現代の印刷方式のメインストリーム

オフセット印刷は、 現代の印刷方式の主流とされ、平版印刷(へいはんいんさつ)のひとつです。 刷版についたインキを転写ローラーに転写(off)、それを改めて紙に印刷(set)する仕組みです。

 

後述するデジタルで進行するオンデマンド印刷とは異なり、実際に版を作成するため費用は割高となります。 ただし、紙と版が直接ふれ合わず摩耗が少ないことから、高精細かつ大量の印刷が可能となります。 特色印刷、箔押し、UV印刷など加工の幅も広く、選べる用紙の種類も豊富です。 また大量ロットになるほど1部あたりの単価を抑えられるメリットがあります。

これらの理由により、 書店など大量ロットで流通している印刷物のほとんどは オフセット印刷であるといえます。

 

2. オンデマンド印刷について

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文字通り「on-demand」(要求に応じて)対応

オンデマンド印刷は、言葉の示す通り 必要なものを・必要な時に・必要な数だけ印刷します。 1枚からでも対応してもらえるため、個人でも気軽に利用できます。

 

デジタルデータをデジタル印刷機に直接送信して印刷する方式をとり、 製版・刷版の工程が省略できることから、コストダウンに直結します。 またインキの特性上、乾燥を待つ必要が無いため、短納期を実現できるシステムです。

 

私見ですが、インキ表面に独特の光沢が出やすいことや 正確な断裁が苦手(印刷が左右どちらかに寄る)という特性が見られたため、 クライアントワークで積極的に利用することはありませんでした。

ただし、現状は印刷機の性能向上によりめざましく改善されてきているようです。 もしかしたら、近い将来オフセット印刷と対等、またはそれ以上の品質が 期待できるかもしれません。 今後の動向に注目していきたいです。

 

まとめ

- オフセット印刷 -

大量ロット向き、高品質用紙や加工のバリエーションが豊富特色(金、銀、蛍光インク)対応が可能 

- オンデマンド印刷 -

少ロット向き低コスト短納期に対応印刷品質はやや落ちる凸凹など特殊紙はうまく印刷できない

 ※事前に印刷見本を取り寄せ、仕上りを想定された上でのご利用をお勧めします。

 

いかがでしたか?

印刷には、予算、納期、印刷品質などさまざまな条件がつきものです。 それぞれのバランスを楽しく検討しながら、よりよい印刷物を作っていってくださいね。