vol.10 動画の作り方 Adobe Premiere Pro編

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ディレクターの白子です。

本日は映像を作るときに使用するアプリケーションAdobe Premiereについてお話しします。当たり前ですが、Adobeソフトの画像系のアプリケーションとは使い方が違って、使い始めの頃はとても使いづらかったのを覚えています。

今回はPremiereを使った動画編集の流れについてお話していきます。

 

1.プロジェクトの作成

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「プロジェクト=.prprojファイル」を作成する

一番初めにPremiereを立ち上げたときのウィンドウの「新規作成」で、「新規プロジェクト」を選択、

ファイル名を入力し「OK」をクリックするとプロジェクトが作成できます。

 

2.シーケンスの作成

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シーケンスとは作る動画のサイズや形式を指定するもの

プロジェクト作成の次は「シーケンス」を作成します。

メニューの「ファイル」→「新規」→「シーケンス」を選択します。シーケンスというのは、動画のサイズや形式を指定するものです。「プリセットの種類がありすぎて、どれを選べばいいか分からない…」という方も安心、Premiere Pro CS6からは読み込んだ動画によって自動でシーケンスを選んでくれます。

シーケンスを作成するとタイムラインウィンドウに、シーケンス名が表示されます。

 

3.素材(動画、静止画)を読み込む

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映像はもちろん静止画のデータも読み込める

メニューの「ファイル」→「読み込み」で素材ファイルを選択します。

もしくは、読み込む素材のウィンドウから直接ドロップして読み込み、ワークスペースのプロジェクトウィンドウをダブルクリックして、ファイル選択もできます。プロジェクトウィンドウに、読み込んだファイル名が表示されれば読み込み完了になります。

失敗した際は、エラーなどポップアップウィンドウが表示されます。

 

4.タイムラインで素材を編集

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使いたいカットと不要なカットの選定

素材をシーケンス上に配置します。読み込んだ素材を、ドラック&ドロップすることでシーケンス上に配置されます。配置した素材はプログラムウィンドウから確認出来ます。

素材をシーケンス上に配置し、ツールからレーザーツールを選択、映像の中で使いたい所の始めと終わりをクリックします。素材が切れたら、選択ツールを選択し、不要な部分を選択してdeleteキーを押すと削除されます。

プログラムウィンドウの再生ボタンを押すと確認できます。もしくはプロジェクトウィンドウで素材をダブルクリック、ソースウィンドウが出てきます。そこで「イン」「アウト」(使いたい所の始めと終わり)を指定し、タイムラインにドラック&ドロップすると、使いたい箇所だけ抽出できます。またこの方法だとその素材の「映像だけ」「音だけ」を抽出できます。映像・音を別々に編集したいときに便利です。

 

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5.動画形式で書き出す

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書き出したものは映像の完成型

シーケンスを選択し、「ファイル」→「書き出し」→「メディア」を選択します。

最初と同様、ここでも設定がたくさんありますが、ネット上で動画公開の場合、形式「H.264」プリセット「Youtube HD 1080p 29.97」を設定すれば、高画質・で書き出すことができます。

設定次第では、高画質・低画質、大容量・小容量など、自由に書き出せます。

 

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まとめ

どんどん作って使いこなそう

Premiereでの動画の作り方、いかがでしたでしょうか。

インターフェースから少し取っつきにくいところもありますが、書き出した後の達成感はひとしおです。

どんどん作品を作って、使いこなしていきたいです。